Jun 11, 2010

McCormick's Creek 州立公園

先週日曜(6月6日)、Bloomingtonから車で3,40分のところにあるMcCormick's Creek州立公園に行ってきました。Indiana州は国立公園こそありませんが、25の州立公園があり、それぞれNature centerやガイドツアーなどのイベントもあるので、自然をめいいっぱい楽しめます。

Bloomington近辺は、実はライムストーン(石灰岩)の採掘場所として有名な場所で、Indiana大学キャンパスのほとんどの建築物、ダウンタウンの中心にあるCourthouse(旧裁判所)はライムストーンでできています。

今回行ったMcCormick's Creek 州立公園の大きな目玉は、その名の通り、川(creek)・渓谷(canyon)ですが、その岩盤(bedrock)はライムストーンでできていて、川の浸食作用によって削られたライムストーンの岩盤が見られます。


この公園に行って、インディアナのgeologyに興味を持ったので調べてみると、公園の自然の生成過程が見えてきました!
ながーーい歴史を簡単にまとめると、
(1)約2億5千万年前、インディアナはまだ海の底に沈んでいた。広い浅瀬の海底に石灰質の泥や砂が堆積し、層となった。それが次第に凝縮され、堅くなり、石灰岩を形成していった。
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(2)月日が流れ、土地が海水面上に隆起した。
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(3)約100万年前、土地を覆っていた氷河の作用によって、今のインディアナの一部の地形が形作られた。
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(4)約5万年前、最後の氷河作用で氷が南進して来たとき、氷が溶けて流れた小川の浸食作用により今見られるような岩壁の峡谷のほとんどが形作られた。

・・・という感じです。
何億年前、何百万年前、と言われても全然ピンと来ませんが、地質調査によって、これほど昔の出来事が想像できるというのは、かなりロマンチックですねー。
氷河や他の環境の変化によって、水の通路も歴史上、いろいろ変わってきたそうです。

しかも何億万年前に海の底に沈んだ物質が、現在の建築材料に使われていると言うのも、すごくおもしろいなぁと思います。あるものを見て、そこからどんどん想像力が膨らんでいくような、そういう感覚が私はとっても好きです。

ところで、実際の自然公園の様子ですが、何枚か写真でご紹介します。
公園入口近くにある滝です。
川に入って水遊びをしている子どもたち、大人たちがいっぱいいました。私も水着があったら入りたかったなぁ。
この公園で一番見たかった洞窟、Wolf Caveは残念ながら、コウモリの保護のため一時的に閉鎖されていました。残念。。
自然がつくった橋。Twin Bridge。ちょっとwebpageの写真と違ったけど、奥まで入れば同じものが見れたのかもしれない。
Trail5の途中にある川。
不思議な形の岩や木もたくさん見ました。
おばけみたいな木。どうして穴があいてるの?
どうも、こんにちは。
悲しいことに、落書きされてる木を何本も見かけました。(><) 日本ではあんまり見たことがない気がするけど・・あるのかな? 公園の敷地内には立派な宿泊施設があり、休日を利用して、滞在しながら自然を楽しむこともできます。
もし明日晴れれば、近くの町、Ellettsvilleにライムストーンの彫刻などをしている現場を見に行こうと思ってます☆

ほ、ほ、ほーたる来い。

庭に植えたズッキーニ、かぶ、きゅうり、トマトがだいぶ葉を茂らせ、育ってきました!あと1ヶ月もすれば収穫できるかなぁとワクワクです。

そして、今週辺りから、お庭にホタルが飛び始めました!
夕方時になると、ぽっ、ぽっと黄色い光が芝生をほのかに照らします。
特にきれいな川や水があるというわけでもないのに、不思議。

ホタルは英語(アメリカ英語)で、lightning bugというらしいです。・・ホタルがbugかぁ・・bugってあんまりいい響きじゃないですよね。

まぁ呼び方はどうであれ、都会育ちの私には、あまりに身近に豊かな自然があって、とても幸せです。


何ホタルだろう〜?