Nov 27, 2010

レストラン Red Robsterと絵本

サンクスギビング休暇も残すはあと一日です。

今日は、ブラックフライデー(サンクスギビングデー翌日の金曜日。クリスマス商戦がこの日から始まり、各ショップが大値下げを開始する日、特に電化製品の値下げが激しく、お客さんが開店前から列をなす。ショップが「大黒字」を狙うためブラックフライデーと呼ばれる。)の翌日。

私たちもTargetとカレッジモールに行って、ちょっとお買い物をしてきました。
買ったものは甥っ子や姪っ子のクリスマスプレゼントです。
一日経ったからなのか、そんなに「激安!!」というものは見つかりませんでした。。

買い物のあとは、プレ、バースデーディナーとして、夫とRed Robsterでお食事。
レッドロブスターは日本にもあると思うのですが、ブルーミントンではなんだかいつもごった返して賑わっています。実はみんなシーフード好きなのかなぁ~・・

私はティラピアというお魚をいただきました。淡白な白身のお魚です。

これはビスケット。バターたっぷり。
このレストランは全体的に少し塩分過多なお料理が多かったですが、 レストランで食事というだけでも特別なので、とっても嬉しいです☆

そして、今年はバースデープレゼントは私からリクエストしてしまいました。

それは、

アメリカの絵本♪♪♪
実は、日本にいた時も、ことあるごとに絵本を集めていて、かなり絵本好きなのです。今も日本の実家にはダンボールで保管しているのですが、こちらでも好きな絵本を少しずつ見つけられたと思って、(荷物になるのはわかっているのですが、、)絵本をリクエストしました。

Barners & Nobleという大きな本屋さんに行き、迷うこと数十分。
いくつか、お気に入りの絵本を見つけたので、購入しました。

2冊はケヴィン・ヘンクス(Kevin Henkesの絵本。
- Chrysanthemum(『クリサンセマム』クリサンセマムとは菊の花。クリサンセマムと名づけられた女の子(ねずみ)の物語。)
これは表紙の装丁が鮮やかで、デザインが好きで、とても気に入りました!お話もいいです。

そして、今回の発見はスノーマンの絵本。
- The Snowman by Raymond Briggs
お馴染みのこの風貌ですが、絵本を読んだのは初めてでした。字がいっさいなく、色鉛筆のタッチで、コマ送りのように物語が進んでいきます。絵だけで表現して、文章は読む人が自分で考えてね、とでも言うように。 タッチがとても落ち着いていて、ページをめくるごとに心が和むので、この一冊も買ってもらうことにしました。

今日、外に出て町を見渡すと、すっかりブルーミントンの景色は冬模様に。
雪が積もりだすのも、もうすぐだと思います。

この一週間、いい充電期間になりました。
2010年、残りの1ヶ月も充実させていきたいな、と思います。

サンクスギビングデーと勤労感謝の日

(from: http://blogs.babble.com/famecrawler/2010/11/19/thanksgiving-quotes-celebrity-thanksgiving-quotes/)
今年、サンクスギビングのストーリー(歴史やその意味)を3回ぐらいは聞く機会があったと思います(ほんとどは教会でのランチやディナーで)。

これだけ聞いていると、私も少しは説明できるようになりました。

ざっと覚えている話・・・
ピューリタン(改革派のキリスト教プロテスタント:Pilgrims)は祖国イギリスで保守派に宗教的弾圧を受けてオランダに逃亡していた。その後、意を決して自由の土地を求めメイフラワー号に乗ってアメリカに向かった。しかしその航海は簡単なものではなく、(たしか)3ヶ月の長旅で、数人が亡くなり、そこで生まれる赤ん坊もいた。1620年、新大陸(今のマサチューセッツ州)に着いてからも試練が続いた。何も無い荒野と厳しい冬、その冬でまた数人が亡くなり、102人いた仲間が半分以下になった。そこで生き延びるための術を教えてくれたのは、ネイティブアメリカン(アメリカンインディアン)だった。彼らは野生の七面鳥の捕らえ方、とうもろこしや他の作物の育て方をピューリタンに教え、なんとか次の年、多くの収穫物を得ることができ、生きながらえることができた。ピューリタンたちは、ネイティブアメリカンに感謝の気持ちを込めて収穫祭に招待し、同じテーブルで、収穫の喜びを分かち合い、感謝の気持ちを伝えた。うんぬんかんぬん。 というお話です。
(下のイラストfrom: http://www.theholidayspot.com/thanksgiving/turkey.htm)

その後、新大陸アメリカに移住してきたヨーロッパ人により、インディアンは激しく迫害されていくのですが。。








教会の英語のクラスで、
「日本にはこういった収穫を感謝するお祭りはある?それはいつ?何か特別なことはする?」と聞かれました。

「え?収穫祭?感謝祭・・うーん、そういえば勤労感謝の日11月23日だけど、それは働いている人に感謝する日だし、違うか・・」

と考えていました。
でも家に帰ってきて、「そういえば日本だって、昔は農村国家。もしかして勤労感謝の日って収穫祭と関係あるのかも・・」と思って調べてみると、

たしかに、「勤労感謝の日」は、もともとは「新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)」の日で、天皇が最初の収穫物を神様に捧げ、自分もそれを食す日だった、ということがわかりました。
戦後、GHQにより、名前が変えられ、意味もLabor day(労働者の日)のような意味合いが付け加わりましたが、たしかに収穫祭の意味があったんだ!と分かって、新しい発見でした。

今は、おそらく田舎に行けば、地域ごとに神様に収穫をお祝いするお祭りが残っているんだろうなぁと思います。
日本の地域に伝わる祭りや、農業にまつわるお祭りのこと、もっともっと知りたいなぁと思います。

↓写真は、3年前に参加した新潟の小さな集落での祭り(「さいの神の祭り」)です。一般的には「どんと焼き(1月14日か15日)」として知られているもの。
(from: http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&aid=500&genre=10)

おそらくこの火にあたって、一年の無病息災などをお祈りするものだと思うのですが、この火につり竿のようなものでするめを炙って食べたのが、いい思い出です。

Nov 26, 2010

家庭教師とルーマニア料理

昨日はサンクスギビングデーでした!
が、特に予定の無い私たちは、夫が教えるスイマーのご両親(ルーマニア出身)に誘われ、お家でルーマニア料理をご馳走になってきました。

ルーマニア・・・・

ってどこかわかりますか?

正直不安なので私は調べてみました。

(from: http://www.aries-shipping.ro/useful-info/romania-general-information.php)
(from: http://www.romaniatourism.com/europe_map.html)
ルーマニアって、けっこう大きいんですね!ブルガリア、セルビア、ハンガリー、ウクライナなどが隣接していて、トルコも近いです。首都はブカレスト。人口は2000万人強の共和制国家だそうです。

↓これが、ルーマニアの国旗です。

このルーマニア人夫妻の子ども、チェリーナ(Celina)は、今12歳で小学6年生。夫いはく、出席率が一番良く、昔はぽっちゃりしていた体型も今ではとってもスリムで水泳の成績もとても上がっているんだとか。
彼女はお父さんの勧めもあって、日本語を勉強したいというので、私が1週間に一度、家庭教師をしています。

いつもは大学の研究室の机を借りているのですが、今回は、彼女の部屋での家庭教師。
動物のお人形がたっくさんあったり、小さいときの写真や、大好きな犬の写真がたくさん部屋に貼ってあって、とってもかわいらしい部屋でした。
今回はその人形を使って、動物の名前の勉強、簡単な文法や形容詞のおさらいをしました。

そして、勉強の後は夕食!!
なんとこんな豪華にテーブルセッティングがされていました。とってもステキ!
チェリーナが一つ一つの食事に料理の名前を書いたカードを立てて作ってくれたのも、なんだかお店に並べられているかのようです。
上の写真はパンにつけるペースト。ローストしたなすとマヨネーズを混ぜたもの(Roasted eggplant)や手前はルーマニアのキャビアをベースにしたペースト。そして他にも、ロールキャベツにサワークリームをかけたもの(サルマーレ:sarmale)、ハンガリー産のソーセージ(サラミのようなもの)など。
デザートにおばあちゃん(ルーマニアから訪問中)が作ってくれたというロールケーキ (下の写真左下、ルラダ:rulada)やひまわりの種で作ったお菓子(下の写真、ハルバ:Halva)、などをいただきました。
チェリーナが飾ってくれたクッキー。

きれいですね~♪

夕食後は、ボードゲーム(Clueblokus)をして楽しみ、あっという間に夜11時になってしまいました。チェリーナはちょっとお疲れ。そろそろ私たちも帰らなくては。
アメリカの普通のサンクスギビングの過ごし方とは違ったけど、また新たな国の文化や食事を知る機会になってとっても良かったです☆

それと、持って行った白玉団子(あんこつき)も喜んでもらえて良かった!

Nov 24, 2010

プチ・アジアンサンクスギビング!

11月25日(第4木曜日)はアメリカ人が盛大にお祝いするサンクスギビングデーです!私がこちらでサンクスギビングを迎えるのはこれで3度目。
今日(24日)は日本人と韓国人の友達を招いて、プチ・アジアンサンクスギビングパーティを開きました!!

今年は夫と、はじめてローストターキー(七面鳥)に挑戦。
9パウンド(約4kg)(これでも小さめ)の冷凍されたターキーを買ってきて、一晩解凍、塩をもみ込みよく洗い、詰め物(野菜)を入れて、ひもで縛ります。このひもで縛るところ(夫と友人が担当)が一番大変そうでした。お肉や皮が柔らかくてつるつるすべるのです。

そして、オーブンに入れて、待つこと約4時間
これが完成した姿です!!
ジャーン!!
けっこう、おいしそうでしょ!
香りもよくて、味もGood!
ローストする際に出た汁は小麦粉と混ぜて火にかけ、グレイビーソースを作り、ターキーと一緒にいただきました!
いつもはアメリカ人にお家に招待してもらって食べていたターキーですが、自分たちで作る事ができて感激!
ほかにも、みんな持ち寄りのポトラックパーティにしたので、トッポギ(韓国料理、一番左)、ポテトサラダ、スイートポテト、そして私はグラタンとパンプキンパイを作り、みんなでシェアしていただきました。
あ、このあとタコスも出てきたんだっけ。
どれもおいしかった~~

そして、嬉しかったのが、今回お誘いしたお友達は、最近始めた読書会(Book Club)で会うメンバーと、その旦那さん、そしてよく会う日本人のお友達。今まで、夫の友達のパーティに呼ばれたり、夫が友達を呼んできたり、ということは何度も会ったけど、ようやく私も自分の友達を呼んだり、夫婦ともどもお付き合いできる人たちが周りにできてきたなぁと思うと、なんだか嬉しいです。

また、これからもホームパーティなど、開いていけたらいいなぁと思っています☆

Nov 22, 2010

のれんの町 勝山(岡山県)

夫がビザの更新に日本に一時帰国していました。
先日無事ブルーミントンに帰ってきたのですが、家族で出かけたという岡山県真庭市勝山の写真をたくさん撮ってきてくれました。
勝山は「のれんの町」として有名らしく、町並み保存地区としてすばらしい取り組みだと思うのでご紹介したいと思います♪

岡山県 真庭(まにわ)市 勝山
勝山・町並み保存地区
古くは出雲街道の要衝として繁栄。土蔵はもちろん、白壁や格子窓の古い町並みが残ることから、昭和60年に岡山県発となる「町並み保存地区」に指定。昔ながらの酒蔵に、旧家、武家屋敷といったノスタルジックな建物に加え、古民家、蔵などを活用した工房、カフェ、ギャラリーなどが軒を連ね、歩くだけでも楽しい趣をかもし出しています。文化の香りを伝えるととともに、各軒先をかざる暖簾の風景がこの町の一体感、そして人の温もりをしっかりと表現してくれています。
(from:http://cms.top-page.jp/p/maniwa/3/3/25/)

では一部ですが、勝山の暖簾をご覧ください☆


自転車やさんも♪





トマト!









お!やりますな!












時計屋さんも♪
そして郵便局も♪
ほんとはまだまだすてきな暖簾がたくさんあります!80軒以上に暖簾がかかっているんだとか。

ホームページに寄ると、「元は酒屋さんだった古いお家に、一枚ののれんがかけられたのは、10年くらい前のこと。そこから波紋が広がるように、一軒また一軒と増えつづけ、今やその通りぞいにはのれんがかかっていない家は見当たらないほど」になったとこのこと。自然にこうやって増えていったというのがすばらしい!
ちなみに、この暖簾を全て手作りしているのは、草木染作家、加納容子さんという方らしいです。店主と相談して、どんなデザインにするか決めるのだそうです。
すばらしい発想とデザインと技術ですよね~。 うっとり。

参考
http://www.zicco.biz/blog/recent/2007/08/post_262.html
http://www.rurubu.com/Sight/detail.aspx?BookID=A4202990
http://www.noritz.co.jp/kurashi/2006/special/noren.html