![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjbtZsNJ_yg9katsH_5Whgh2OhlLmIqj0N2FHtJdeKXUYaQCVCc_dxSAqFWiqvtKsWyikZER5-92aeJsMVptwnS1JTDvozNv1wjyG_Vd24OptNglCnOtrB7hLjntOxhyphenhyphenbD5RPd_bcrABEo/s200/Thanksgiving1.jpg)
今年、サンクスギビングのストーリー(歴史やその意味)を3回ぐらいは聞く機会があったと思います(ほんとどは教会でのランチやディナーで)。
これだけ聞いていると、私も少しは説明できるようになりました。
ざっと覚えている話・・・
ピューリタン(改革派のキリスト教プロテスタント:Pilgrims)は祖国イギリスで保守派に宗教的弾圧を受けてオランダに逃亡していた。その後、意を決して自由の土地を求めメイフラワー号に乗ってアメリカに向かった。しかしその航海は簡単なものではなく、(たしか)3ヶ月の長旅で、数人が亡くなり、そこで生まれる赤ん坊もいた。1620年、新大陸(今のマサチューセッツ州)に着いてからも試練が続いた。何も無い荒野と厳しい冬、その冬でまた数人が亡くなり、102人いた仲間が半分以下になった。そこで生き延びるための術を教えてくれたのは、ネイティブアメリカン(アメリカンインディアン)だった。彼らは野生の七面鳥の捕らえ方、とうもろこしや他の作物の育て方をピューリタンに教え、なんとか次の年、多くの収穫物を得ることができ、生きながらえることができた。ピューリタンたちは、ネイティブアメリカンに感謝の気持ちを込めて収穫祭に招待し、同じテーブルで、収穫の喜びを分かち合い、感謝の気持ちを伝えた。うんぬんかんぬん。 というお話です。
(下のイラストfrom: http://www.theholidayspot.com/thanksgiving/turkey.htm)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiOY_FwwbnrYvFLUEj7WPSkIbi_mFXvtId28av1kO98FQfISSOhvXWiU1ZBJEM03VJfVbzdWDr8dR86alPujUcXOY0PLxl-jjkifutqDwWcRoRdlAHbwQvi9K56Z9YtfQsDhUUe4oQWfp0/s200/history.gif)
教会の英語のクラスで、
「日本にはこういった収穫を感謝するお祭りはある?それはいつ?何か特別なことはする?」と聞かれました。
「え?収穫祭?感謝祭・・うーん、そういえば勤労感謝の日は11月23日だけど、それは働いている人に感謝する日だし、違うか・・」
と考えていました。
でも家に帰ってきて、「そういえば日本だって、昔は農村国家。もしかして勤労感謝の日って収穫祭と関係あるのかも・・」と思って調べてみると、
たしかに、「勤労感謝の日」は、もともとは「新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)」の日で、天皇が最初の収穫物を神様に捧げ、自分もそれを食す日だった、ということがわかりました。
戦後、GHQにより、名前が変えられ、意味もLabor day(労働者の日)のような意味合いが付け加わりましたが、たしかに収穫祭の意味があったんだ!と分かって、新しい発見でした。
今は、おそらく田舎に行けば、地域ごとに神様に収穫をお祝いするお祭りが残っているんだろうなぁと思います。
日本の地域に伝わる祭りや、農業にまつわるお祭りのこと、もっともっと知りたいなぁと思います。
↓写真は、3年前に参加した新潟の小さな集落での祭り(「さいの神の祭り」)です。一般的には「どんと焼き(1月14日か15日)」として知られているもの。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhakqrARdmyZO4GTNZZjbkHqnvxfoy9nwSe506oTpATLp_IXhY8QQdmgr-yOJ9LumN-ykZOC6FEC7G2ftHzUM6Lju-5oFPieUHOR7nfqqe7uh9rkXawl1kfRPhH5ZYNvc_TuNxQnDGkMxs/s320/650-l.jpg)
おそらくこの火にあたって、一年の無病息災などをお祈りするものだと思うのですが、この火につり竿のようなものでするめを炙って食べたのが、いい思い出です。
No comments:
Post a Comment